ニュースレター
2019年4月号ニュースレターを掲載いたしました
2019/04/27
企業法務・経営諸課題の最新情報【2019年4月25日号】
いつも大変お世話になっております。
弁護士法人グレイスの丸山信一です。
新緑の候、平成の時代が間もなく幕を下ろすという日々を皆さまどのようにお過ごしでしょうか。もう来週には新元号の時代を迎えるのですね。生前退位ということもあってでしょうが、何やらマスメディアの報道の仕方も何もかも祝賀ムードの過熱ぶりで、平成の30年余を振り返り新時代を静かに迎えるという趣きに欠ける気もするのは皮相な見方でしょうか。
直近のある世論調査で、皇室への親しみを感じるとした割合が75%を超えたそうで、ミッチーブームに沸いた現天皇・皇后両陛下の結婚時の60%、皇太子ご夫妻の結婚時の70%をも上回っているんですね。調査方法にもよりますが、昭和60年前後には40%台に落ち込み、現天皇陛下の即位時にも55%であったというのですから時代の空気感というものの移ろい易さを感じます。
平和であったが頻繁に災害に見舞われ続けた平成のニッポンで現天皇・皇后両陛下の歩まれた姿に多くの国民が皇室への敬愛を深めたことは間違いのないことと思うのです。次世代への思いも託されて退かれる訳ですが、私たちも同じように平和であれとの思いを巡らしながら次の時代を生きることができれば良いなあと思います。
さて、時代の変化は人口統計の数値にも大きく表れ始めていますね。人口推計で減少率は過去最大の0.21%となり8年連続の減少(約26万人)です。15歳から65歳までの「生産年齢人口」の総人口に占める割合も59.7%で統計を取り始めた1950年以来で最低とのことです。この数値は外国人も含んでおり、その外国人は約16万人増加しており、総人口減少の歯止め役になってきていることも物語っています。
今月踏み出した「特定技能」という新しい在留資格は向こう5年間で34万人余の外国人労働者を日本に迎え入れようとするものです。さっそく介護分野と宿泊分野、そして外食分野でも技能試験が今月始まっています。所轄する各省庁もまだまだ受け入れの環境は未整備と指摘もされていますし、不安定な中での心配も多々ありますが、待った無しという側面も否めません。
そのような中で私たちグレイスが今月主催した「特定技能セミナー」は東京・鹿児島・熊本・福岡と4回でしたが、ご参加下さった対象14分野に係る事業所の皆さまは熱心に聴講下さり、大変ありがたいほどの盛況ぶりでありました。私たちが果たすべき役割、皆さまの期待に応えて受け入れを援助する体制作りを早急に進めます!!
『令和』となる今年、グレイスは新しい時代の先駆けを意識して事業運営の諸課題を先進的に取り組む所存です。今号でも法改正のあった働き方改革で特に注意すべきテーマを取り上げます。私たちグレイスが提供する情報とサービスにこれからもご期待ください!!
何時もグレイスは身近で頼りになる、そのような信頼を寄せていただける法律事務所であり続けることを私たちはお約束いたします!何よりもお客様の事業の成功のために、そして永続的な発展のために!私たちグレイスはお客様に寄り添う徹底した行動とそのスピードに拘って参ります。
それではグレイス・レポートの第64号をスタートさせましょう!!
本号のコンテンツ
1. 働き方改革が始まりました~年次有給休暇の指定義務化について~
今月から働き方改革関連法が施行され、先ず以て手を付けなければならないのが本コラムで取り上げる年次有給休暇の「5日」付与の義務化です。猶予期間無しで全ての企業が対象ですから早急に準備を完了させていただきたいと思います。
今回は企業法務部の戸田弁護士が皆様に運用について注意点をお知らせします。
是非本コラムのお目通しを願います。また、今号で後ほど紹介する働き方改革関連法のセミナーが来月から開催されますのでご注目ください。
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2. 弁護士コラム 相続の考え方
家事部の森田弁護士が相続の基礎知識についてお伝えします。ご家族間での相続を巡る問題は確かに多いものです。こじれることは無いと高をくくっているのは不用心かもしれません。今回、相続のイロハを考えてみる機会とされてはいかがでしょう。
森田弁護士は解きます。相続とは被相続人の死によって権利・義務の一切を相続人が引き受けることを言い、相続人の地位に就くのは誰なのかを確定したのちには「遺産分割」の協議という話し合いが必要となるが、まとまらない場合には調停や審判という場面も想定されるし、放置すれば相続の連鎖が起きかねないので、必要な準備はしっかり行わなければならないと。
家事部では圧倒的な仕事量で茂木部長の右腕として活躍する森田弁護士です。相続案件に限らずご家族内のお悩み事などがあればどうぞお頼り下さればと思います。
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3. パラリーガルコラム アロマで邪気払い/住環境と観葉植物
今号は企業法務部から二人のパラリーガルを紹介致します。
「アロマで邪気払い」は顧問チャット、セミナーなどでお馴染みの大里です。彼女がお勧めするルームスプレーの作り方を周りの方にも教えてあげれば喜ばれますよ。
詳細はこちら > (PDF) >
「住環境と観葉植物」は久保山です。企業法務部だけでなく事故・傷害部の領域もこなすエキスパートです。こちらも癒しに繋がるネタを皆さまにお届けします。
詳細はこちら > (PDF) >
4. GRACE NEWS
(1)セミナー開催のお知らせ〈企業法務部〉
巻頭コラムでも紹介した「働き方改革関連法」に関わる徹底解説セミナーをご案内します。先着30名様限定で、今回は無料としています。どうぞお見逃しなく!!鹿児島、熊本での開催です。詳細とお申し込みは次のリンク先からどうぞ。
(2)平成と令和をまたいでの大型連休となりましたGWの休業についてのお知らせです。
ご不便をお掛け致しますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
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5. 顧問チャット活用事例 「問題のある社員に対して会社側の取るべき対応」
顧問先様へのサービス向上を図る便利ツール「顧問チャット」について紹介をするコーナーです。今回は、職場の困った社員さんにほとほと手を焼いている事例を取り上げています。顧問チャットの形式で戸田弁護士がお答えしています。
具体的なお悩みの質問を率直に伝えることができるホットラインとしての顧問チャットを活用することでスピーディーに担当弁護士が直接チャットで応えます。弁護士とのやり取りも確実に残るので後々見返すことも容易です。検索機能もあり便利この上ない活用法として重宝されています。いつでも顧問チャット利用のノウハウをご案内しますので、どうぞ何なりとお申し付け下さい。
(PDF) >
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