ニュースレター
2018年9月号ニュースレターを掲載いたしました
企業法務・経営諸課題の最新情報【2018年9月25日号】
いつも大変お世話になっております。
弁護士法人グレイスの丸山信一です。
災害列島。残念なことに又してもそこに住む我々に自然の猛威が牙を剥いた9月となってしまいました。どこで何があっても不思議ではない、そのような思いに囚われたのではないでしょうか。
「科学を信じない人間や自らの利益のために信じないふりをする人間に権力を与えるのはやめよう」とは先日米国であった気候行動サミットでの環境保護活動家でも知られるハリソン・フォード氏の発言です。自民党の総裁選も絡んでのことでしょうが、手を付けるべき優先課題に防災があると防災省構想がまたぞろ出ていますが、こちらはどうも不人気のようです。
しかし、不条理な出来事や現象が、我々には成すべきことがあるのではないかとの気持ちにさせるのは間違いありません。したり顔で軽視、或いは面倒と無視するのもありでしょうが、身を守る対策を急がねばならぬ責任が我々にはあるのも現実です。守るべき孫子のためにも大いに考えたいものですね。
大快挙!!大坂なおみが全米オープンテニスで日本人初となる4大タイトルの一つを制覇しました!!とんでもないスター選手が現れたものです。特に四回戦とファイナルは圧巻で、精神面のタフさを身に着けつつある20歳のこれからの飛躍に日本中が湧くことになるのでしょうね。22歳までの国籍の選択がどうであっても、「なおみ」のアイデンティティーは変わらないのでしょうから温かく見守りたいと思います。
それにしても一連の快挙の試合、放映チャンネルは契約していないのでテレビ観戦できずに残念です。こればっかりはどうにもならないですね…。
さて、今月も「残業代から使用者を守る!!」というタイトルでセミナーを開催しますが、鹿児島労働局が発表した17年度立ち入り調査の『違法』残業は129事業所で調査対象となった事業所の55%に上ったということです。そもそも労使協定を結ばずに残業をさせていた、結んでいても協定の限度以上であったりと怖い話が多い訳です。更に賃金未払いのいわゆるサービス残業を含めれば192事業所と8割以上が法令違反とされてしまっています。
これまでは厳しく問われることもなかった、どこも同じでそう心配していなかったと高を括る向きもありましたが、働き方改革がいよいよ進み、そして労働力不足で求人をハローワークに出す場合にも社内規程の不備を審査で突かれる今日この頃、労務問題から眼を逸らしては成り立ちゆかない現実です。
是正勧告や指導をもらうことが無いようにではなくて、積極的に予防する方策を立て、経営の効率化と労働環境の整備で社業を上向かせる、そんな取り組みを私たちグレイスはお手伝いいたします。
今号も是非読んでいただきたいコラムがあります!
皆様の身近でグレイスがお役に立つ仕事を致します。どうぞ私たちの活動にご注目下さい。
何時もいつもグレイスは身近で頼りになる、そのような信頼を寄せていただける法律事務所であり続けることを私たちはお約束いたします!
何よりもお客様の事業の成功のために、そして永続的な発展のために!
私たちグレイスはお客様に寄り添う徹底した行動とそのスピードに拘って参ります。
それではメルマガ第57号をスタートさせましょう!!
本号のコンテンツ
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企業法務コラム
大武弁護士
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GRACE NEWS
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弁護士の1日
林田弁護士
1. 企業法務コラム 同一労働同一賃金とは?
6月から4カ月連続のセミナー開催で大車輪の活躍をする企業法務部部長の大武弁護士が登場します。今月も、残業代から使用者を守る!!として労務セミナーが26日熊本、27日鹿児島で予定されています。ご期待ください。
本コラムでは、この同一労働同一賃金の「同一」という概念を正確に押さえてもらうことが大切になっています。「同一」の待遇でなくても良いとした場合に、そもそもそれを正当化する根拠が存在するのかが問われている、と大武弁護士は言います。
およそ非正規とされるパートタイマーなど有期雇用の労働者と、正社員などの無期雇用の労働者は待遇が「同一」でないのは一般的でしょう。しかし、皆様の事業所で運用される処遇がどれもこれも適正なのか。一度は再検証する必要がありそうです。定年後の再雇用など同一人物の処遇を変える場合にも問われることになります。
先ずは大武弁護士のコラムでお感じになっていただくことをお勧めします。
2. GRACE NEWS
(1)グレートカンパニーアワード2018ノミネートのご報告
先月号で既報の一般財団法人船井財団が主催する今年度のアワードに弊所がノミネートされたことの詳報です。ノミネートされた部門は「ビジネスモデルの優れたいい会社」です。
私共は皆様に支えられて今日があることを肝に銘じて、これからも皆様にご支持いただけるよう取組みを進めます。誠にありがとうございます。
(2)チャット法律相談のお知らせ〈企業法務部〉
顧問先様へのサービス向上の一環で順次導入をお勧めしている『顧問チャット』のご紹介です。
ご来所での相談、お電話・メールでの対応に加えて、お客様がグレイスと常時繋がっている、そんなネット環境を活用した直通ホットラインとお考え下さい。担当するグレイスの弁護士が執務時間帯には張り付くので、速やかにご相談に対応できます。
今まで以上に効果的なご利用が可能となります。皆様の身近な法律事務所であることを更に追求して参ります。
3. 弁護士の1日 弁護士林田のある日のスケジュール
ここ数か月はグレイスに入所した弁護士紹介が続きましたので、久しぶりの「1日」となりました。
今回登場の林田芳弘弁護士、事故部所属で既に中心的な役割を果たしています。優しくて力持ちを地でいく様な林田弁護士。身体も逞しいですが、ご相談者に寄り添う包容力も人一倍で、厳しい交渉事には切れ味鋭く難題を次々にこなす、そのような彼の一日をどうぞご覧ください。
交通事故などのご相談は是非、林田弁護士にご用命くださいませ!