いつも大変お世話になっております。
弁護士法人グレイスの丸山信一です。
平成元年となる年のお正月は、昭和時代最後の年でしたから、平成になってからは丸30年の歳月を数える今年の年明けなんですね。平成という時代を皆さまはどのように振り返るのでしようか。
グレイスは今月末で創立満10年という節目を迎えることになりました。来月からは11年目に入ります。そしてグレイスレポートは今号で発刊6年目の61号となりました。
鹿児島の皆さまに支えられての満10年です。感謝の思いを胸に刻み、更なる奮闘を所員一同がお約束致します。本年もどうぞよろしくお願いします!
今年は働き方改革の関連法が施行されるので、真に働き方改革元年と言っても良いと思います。有給休暇の5日消化の義務、有休管理簿の作成義務、それに労働時間の適正把握の義務化が、事業主にとっては当面の重要課題となりました。
お話を各方面で伺えば、どの業界も関係団体からのお知らせや勉強会が始まっていて、さてどうしたものかとお悩みの声が聞こえてきます。
私たちグレイスも恒例の労務セミナーを前倒しで春先から開催する予定です。皆さまの期待に沿った内容を必ずお届けしますので、お見逃しのないよう願います。
ところで、働き方改革を主導する厚労省の不手際が後を絶ちません。つい最近の障がい者雇用の水増し問題があったと思えば、今回の毎月勤労統計の調査不正です。
厚労省に限らず、日本が誇り戦後の成長を支えてきたとされる官僚制度がこうまで劣化してしまったのは恐るべき事態であると言っても過言では無いと思います。
国家の権威にも係る筈です。呆れ諦めるのは簡単ですが、早期に収拾するばかりが能ではないでしょう。政治から独立性を保ち気概のある官僚を育てるのも我々国民の責任だとは思うのですが、どこまでやり切れますでしょうか…。
噴飯ものでも兎にも角にも諦めたくはないですよね。
国の権威が揺さぶられているのは、EU脱退を巡る身悶えするが如き混迷を深める英国です。合意無き脱退が現実味を帯びていることで、あの国民投票は何だったのだろうと今更乍ら思う向きさえあります。
英国の経済的なダメージは言うに及ばす、EU側もそして世界的にも計り知れない悪影響が懸念されます。それもこれも蔓延する保護主義、一国主義の早すぎるツケなのかもしれません。
ここでも知恵が必要なのでしょう。機能しなくなりつつあるG7サミットと言われますが、極論、戦争の影を呼び込まない舵取りだけはしてもらわなければなりません。
さて、鹿児島が沸いた「西郷どん」や明治維新150年の勢いは今年も観光を中心に好調の波を持続したいですね。新しい観光スポットとして脚光を浴びたのが南大隅町の「雄川の滝」で県外のお客様も含めて大人気となっています。
そして「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」をユネスコ世界遺産に再度推薦候補とすることを政府決定したので良い流れを呼び込めそうです。海外からの観光客は引き続き好調です。元気な鹿児島を大いに盛り上げていきましょう!
鹿児島で法律事務所を立ち上げて満10年。皆さまのご評価をいただくことで、船井総合研究所の法律事務所経営研究会2018において、4つの賞をいただくことができました。
首都圏、関西圏を含めた名だたる法律事務所がこの研究会に参加しているので、私たちも常々注目をしています。今回受賞となった部門や内容は後ほど紹介させていただきますが、先ず以って日頃お世話になっている皆さまに御礼のご挨拶を申し上げます。ありがとうございます。
何時もいつもグレイスは身近で頼りになる、そのような信頼を寄せていただける法律事務所であり続けることを私たちはお約束いたします!
何よりもお客様の事業の成功のために、そして永続的な発展のために!
私たちグレイスはお客様に寄り添う徹底した行動とそのスピードに拘って参ります。
それではグレイス・レポートの第61号をスタートさせましょう!!