株式会社セイカスポーツセンター 様

多くの方々の楽しい健康づくりのお手伝い

1.社長紹介

代表取締役　大原　禎久　様

　1967年鹿児島生まれ。大学を卒業後、株式会社セイカスポーツセンターに入社され、接客業務から総務・営業の経験を積み、宇宿店・川内店・アミュプラザ店・出水店・女性専用24時間ジム＆エステL‘ex24の新規出店に携わりました。2004年以降は、公共施設運営の公民連携事業・指定管理者制度やPFI事業を担当し、事業の拡大に貢献されました。2024年に4代目社長に就任され、これまで協働した企業さまや会員さまへの感謝を胸に、さらに地域の皆さまの健康づくり・幸せづくりに貢献したいと考えておられます。

2.事業紹介

　1966年にボンタンアメやアイスクリームの製造・販売でご愛顧いただいています、セイカ食品株式会社のグループ会社として高麗町で創業しました。南九州のご家庭に楽しい健康づくりの機会を提供したいとの思いから、九州でまだ珍しかった県内初のアイススケート場と屋内・屋外プールを開設させました。設立から9年後の1975年にスイミングスクール、1987年にはスポーツクラブがスタートしました。その後、新たなスポーツクラブとして宇宿店、川内店、アミュプラザ店、出水店、さらに女性専用24時間ジムのLex24をオープンさせました。2004年以降は、スポーツクラブ経営で培った知見・ノウハウを公共施設運営に生かした、公民連携事業・指定管理者制度やPFI事業に参入し、関東（千葉・埼玉）から南は沖縄まで事業は拡大しています。

3.過去にあった危機とその克服

　2019年に新型コロナウィルスの感染が全国的に拡がり、フィットネスクラブや体育・スポーツ施設を利用される方々が大幅に減少しました。その間、文部科学省や一般社団法人日本フィットネス協会が推奨する施設内の感染拡大予防対策を徹底し、ご利用の皆さまと職員の安全確保に努めてきました。約５年が経過し、2024年中頃からようやく利用者が徐々に増え始め、感染拡大を経験したことで「自分の健康は自分で守る」「健康増進・体力向上」といった意識の高まりが感じられるようになりました。こうしたお客さまの期待にお応えするため、楽しみながら運動を続けられるレッスンの提供、幅広い年齢層のニーズに合った最新の教室の設置、パーソナルトレーナーによるトレーニングの支援を強化しています。特にAMU WEにある鹿児島中央駅直結のLex24は、女性専用のセキュリティーを高めた24時間営業の施設で、上質な空間と充実した設備のジムで健康的なボディーメイクだけでなく、セルフエステも行える新しい業態として注目されています。

4.社長が大切にされていること

　会社の経営方針のひとつに、「生活の中に永く、運動の習慣をつけていただくことを目指し、多くの方々の楽しい健康づくりのお手伝いをします」という一節があります。人々の豊かな生活の基盤は身体であり、「健康でありたい、美しくありたい、そのためには運動が必要」と多くの方がお考えだと思っています。しかし、運動を習慣化することは簡単ではありません。私たちは施設を訪れる皆さまを励ますサポーターとして、楽しさの提供、笑顔と気持ちの良い接客、名前を覚えて感謝をお伝えするなど常に意識しています。トレーニングを終えたすべてのお客さまの笑顔が私たちの喜びでもあります。

5.今後のビジョン

　2004年から公民連携事業・指定管理者制度やPFI事業に参入し、スポーツクラブで培ったノウハウを公共施設に提供しながら、現在、関東から沖縄まで20案件85施設の管理・運営を行っています。今後は職員と協働しながら既存の直営スポーツクラブの魅力と質の向上を図るとともに、行政や住民から選ばれる地域貢献パートナー・指定管理者として、公民連携事業のさらなる拡大にトライしていきたいと考えています。地方はこれから大きな環境変化の時代を迎えます。私たちは常に学び、コミュニティーの創出に努め、地域に必要とされる企業として、スタッフと共にチャレンジを続けていきます。

6.インタビュアーの声

　大原代表のホスピタリティに満ちたご対応がとても印象的でした。お客さまを何より大切にされる精神が自然とにじみ出るお人柄で、その姿勢が社員の方々にも伝播し、企業風土の醸成に良い影響を与えていると感じました。落ち着いた佇まいの中に、スポーツマンならではの爽やかさと、なおも新しいことに挑戦される熱い思いが溢れておられます。