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相談事例

【123】士業の個人情報開示の判断事例

2020/03/28
相談分野
その他
業種
士業

1. 相談内容

警察より、士業を行う中で知りえた個人情報の開示を求められた。
対応を相談したい。

2. 争点

①秘密漏洩罪と個人情報開示
②士業の業法、職業倫理との関係

3. 解決内容

警察へ令状を持参すること、本人の同意を得たことが分かる書面を持参することを条件として対応すべきと助言した。
また、警察が令状を持参した際には、そのときに必要な対応を電話で直接相談を受け、対応した。
最終的に、警察の捜査に対し、情報の開示をすることはなかった。

4. 弁護士の所感

相談を受けた結果、以下の印象を持ちました。

士業の業法との関係上、警察が令状を持参した場合であっても、プライバシーの侵害による損賠賠償を受ける恐れがありました。
一方で、警察の捜査に協力することもまた社会的に必要なことであり、微妙な判断が迫られる事例でした。
さらに、同業他社との関係上、法令のみならず、業界の職業倫理等も検討する必要があり、慎重な対応が求められるものでした。

警察が令状を持参し、捜査協力を求めてきたため、プライバシーの侵害を避けるための最低限の対応のみを条件とした助言をしたところ、それ以上、警察の捜査協力の要請を受けることはありませんでした。

微妙な問題であり、かつ慣行となってしまうことも併せて考えると、その場での臨機応変さも備えた対応ができ、依頼者にもご満足いただくことができました。

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