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企業法務コラム

成熟した組織とは

2021/06/28

家事部部長弁護士の茂木です。

現在、家事部は鹿児島、熊本、福岡、神戸、東京の5支店で稼働しており、弁護士が5名、パラリーガルが5名、その他一般事務やパート勤務の方を含めると総勢15名近くの組織となっております。対応範囲が広いことに加え、様々な勤務形態の者が所属している為、プロフェッショナルな組織を作り上げることは容易なことではありません。

そのような状況下で、私が特に意識していることは、いかに「成熟した組織」を作り上げるかということです。

箱根駅伝で有名な青山学院大学の原晋監督の著書によれば、組織の進化には4つの段階があるとのことです。

第1のステージが、監督対部員全員という図式の中央集権の命令型、第2のステージが、キャプテンや学年長、マネジャーなど数人のスタッフを養成して権限を与えていく指示型、第3のステージが、監督が明確な指示ではなく、方向性だけをスタッフに伝えて、部員と一緒に考えながら進んでいく形、そして最後の第4ステージが、監督はチームのサポーター的な役割を担い、部員全員の自主性とチームの自立を求めていく段階(引用「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」)とのことです。

拠点が1つで、メンバーが数人程度の組織であれば、第1ステージに留まっていたとしてもそれ程大きな問題にはならないかもしれません。しかし、組織にとって成長は不可欠ですし、成長するにあたって、人数、活動地域等のあらゆる側面で大きくなっていきます。どれほど優秀なリーダーであっても、直接命令し、監督し続けることには限界があります。いかに優秀な右腕を養成し、権限を委譲し、一緒に考えるメンバーを育てていくかという点が組織の成長には不可欠です。他方で、一足飛びで組織が第4ステージに到達することはありません。組織が長期的に成長していく為には、長い時間を掛けて「考える」組織を作る必要があります。

皆様の所属されている組織は現在どの段階にあるでしょうか。組織のステージを上げる為にどのような取り組みをされていますでしょうか。一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

このコラムの著者

茂木 佑介 -MOGI YUSUKE -

- 所属
- プロフィール
- 最新担当コラム
「姿勢」を評価軸に 成熟した組織とは 刑事コラム特別回「99.9%の有罪率と2件の無罪判決」

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