
企業法務コラム
「問いかけの作法」
2022/07/21
「問いかけの作法」という書籍をご存知でしょうか。同書は、現在Amazonのkindleストアの「組織論」というカテゴリーで売れ筋ランキング1位になっている書籍です。
同書では、誰もが一度は経験したことがあるであろう「お通夜ミーティング」にならないためには、「問いかけ」の質を変えることが重要であるとしています。
例えば、毎週企画ミーティングを開催しているA社では、「何か良いアイデアはないでしょうか?」と問いかけても、意見を述べる人がほとんどいない状態でした。
問いかけている側としては、「遠慮せずに自由にアイデアを出して欲しい」という意向でこのような問いかけをしています。
しかし、問いかけられている側としては、アイデアはいくつか頭の中に浮かんでいるけれども、それが「良いアイデアである」という自信が持てず、一蹴されて自分の評価が下がってしまう可能性をおそれて、気軽に発言できません。
そこで、同書では、「どんなユーザーをターゲットにしたいか、思い浮かぶ特徴はありますか?」「これまでにボツになった企画の中で『もったいない』と感じるものはありましたか?」等といった「問いかけ」方を変えるという改善策を提示しています。
より良い組織になっていくためには、自由闊達な発言の機会を設けることが非常に重要になると思います。同書は、そのような組織になっていくための具体的な方法が詳細に書かれており、おすすめいたします。
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