企業法務コラム
現場リーダー(中間管理職)の素養
更新日:2022/06/24
紀元前500年頃に作成された中国の兵法書に「孫子」というものがあります(著書は孫武)。
この書は、兵法書ですが、前提としての組織の重要性や合理性を厚く記述しているため、近現代のビジネス界でもその訳本が実用書として広く読まれています。
「孫子」では、軍隊における将軍(君主の配下であり君主から預かった大軍を指揮する者)が重要であるとした上、各将軍がいかにして兵士の人心を掌握すべきかという、普遍的な将の在り方(リーダー論)が記載されています。
孫子は、将軍の素養として「智」(知性)、「信」(信頼)、「仁」(思いやり)、「勇」(勇敢さ)、「厳」(厳しさ)の5つが必要と述べ、中でも「智」、すなわち冷静な判断力こそが最も重要と述べます。孫子は、この5つの要素のバランスを取ること、すなわち、この内のどれか一つにのめり込まず、主観や好悪の感情に流されずにこの5つのバランスを取ることが重要であり、そのためにも「智」が基本となると考えたようです。
貴社の組織を考えるに当たり、中間管理職の人選に際しては、上記5要素のいずれかに傾倒することなく主観や好悪の選好を棄てて冷静にバランスを取れる人物か、という視点で見てみると、人選の適否を判断するためのヒントとなるかもしれません。
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【著者情報】
弁護士法人グレイス企業法務部
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監修者
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